メモするだけで単勝・馬単・3連単が浮かび上がる！爆勝的中シ－ト

いまだかつて存在しなかった、生涯の指針となる新しい必勝法。

誰ひとりとして発表していない切り口による馬券術！

【ステルス佐藤】

1980年代から馬券を買い始め、平日は地方競馬の笠松競馬場、名古屋競馬場で腕を磨く。同時に必勝法の開発に着手。これまでに35冊の単行本でその成果を発表している。ほかにも制作にかかわった競馬関連コンテンツは数多ぐ集大成として【爆勝的中 シート】を考案した。馬券は2勝クラス以上のレースしか参加せず、券種は 単勝がメイン。最初に見たダービーは ダイナガリバーの1986年、有馬記念 もダイナガリバーの1986年。生涯のミッションはJRA全競馬場の場名が印刷されている帯封集め

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序章

JRAのレース設定とは

前作のリリース後、何百人もの読者から【爆勝的中シート】を毎週配ってほしいとの連絡をいただきました。本当にありがたいお話です。僕は、自分の視点が間違っていないのだという確固たる自信を得ました。0.0秒差や0.1秒差(勝ち馬との差、あるいは２着馬との差)といったほんのわずかなタイム差の価値、 負担重量規程によるlkgや2kgといった加減が及ぼす影響、上がり3ハロン順位の重要性など、重箱の隅をつついて勝ち馬を探し出そうというチャレンジに対する皆さんからの賛同は、とてもうれしく心強いです。そして、実際に読者に送信した【爆勝的中シート】の正確さに感謝のメールをたくさんいただきました。このたび2020年12～2021年3月のJ RA重賞用の本書 を出版しようと思えたのは、支持してくださる皆さんの笑みをまた心に思い浮かべたいからでもあります。

一方で、
調教タイムや追い切りは見なくていいの？
馬体重は関係ないのでしょうか？
パドックは見ても意味がありませんか？
レース展開を予測しないというのは、いかがなものでしょう？
馬場状態は影響しないのでしょうか？
騎手の乗り替わりは？
血統は無視？
などなど、常識的な質問もたくさんいただきました。
僕の答えは、「それはすべて人気に現れています」というものです。競馬ファンが平等に得られる情報は、すべて単勝人気に集約されます。上記の問いに対してマスコミやファンが総力を挙げて出した答えが単勝人気ですから、逆らわずに利用すればいいと思います。
問題は、その人気が怪しいという点です。 

こんな話はどうでしょう。
ほとんどの人は、競馬新聞やスポーツ新聞、ネットで出馬表を見て、そのレースで一番強い馬はどれか、最も勝ちそうな馬は どの馬かを一生懸命に考えます。
思うに、正しい予想とは、そのレースでどの馬が勝つかを考えるのではなく、「どんな馬がそのレースで求められているか」を知ることです。つまり、そのレースが要求する資質を持った馬を見つけることなのです。
50音順に有名女性芸能人10名を列記しました。 

①綾瀬はるか
②新垣結衣
③有村架純
④白石麻衣
⑤田中みな実
⑥浜辺美波
⑦広瀬すず
⑧深田恭子
⑨本田翼
⑩吉岡里帆 

「このなかで人気投票したら1位になるのは誰ですか」 そう問われたとします。誰と答えますか？

②新垣結衣が無難な答えではないでしょうか。新垣結衣は毎年オリコンニュースが行っている「恋人にしたい女性有名人ランキング」の第10回から第13回(=2020年)で4年連続の1位です。
「やっぱりそうだよ、このなかから選ぶとしたらガッキーだよ。 俺、当たった」
これが一般的な競馬ファンの実態です(オジサンと仮定しますね)。
でも、いつも新垣結衣が優勝するならギャンブルになりません。 そこで主催者は、「このなかで人気投票したら1位になるのは誰ですか」という同じ質問を、10代の若い子たちだけに対して行うのです。すると、どういう結果になるでしょうか。
答えは、⑨本田翼です。10代に「恋人にしたい女性有名人は？」 と訊くと、三十路の新垣結衣はランキング5位にも入ってきません。
さて、オジサンたちが10代の若者の嗜好を知り、「本田翼」という解答を導きだすには、どうすればよいでしょう。 僕なら、過去12回のオリコンニュースのランキングを分析し、 10代はどういうタイプを好むのかを徹底解剖します。つまり、 有名人10人のなかでNo.lに選ばれる人を探すのではなく、「10 代が要求する資質というものを見つける」のです。競馬で言えば、たとえばダービーの出馬表とにらめっこするのではなく、過 去20回のダービーのレース結果に目をこらすのです。すると、ダービーというレースが求める馬の資質が浮かび上がってきて、今回優勝する馬をズバリ的中させることができます。
さらに、ダービーというレースが求める馬の資質が一度解明で きたら、今年はもちろん、来年も再来年も、ずっとそういう馬 を見つけて買えば当たるのですから、もうたまりません。 

舞台が違えば、勝つ馬も違う

過去20年のダービーのレース結果を分析するときに肝心なの は、どこに着目するか、どういう視点で捉えるかです。データの切り方がすべてを左右します。 

・どんな血統の馬か
・調教師は誰で、騎手は誰が乗っていたか
・どんなタイムで走ったか
・レース展開はどうだったか
・直前の調教(最終追い切り)はどうたったか 

以上のような切り口は、僕に言わせればセンスなしです。以前は僕もそのような要素を気にかけていましたが、無意味とは言わないまでも、大きな要因ではないことがわかりました。
では、見るべき箇所はどこか。それはダービーで1着・2着に入った馬たちの 

①デビュー以降の連対実績(連対=1・2着の実績)
②そのときの負担重量と着差
③上がり3ハロンの順位 

たったこれだけです。過去20年なら40頭の馬について、これを抽出します。
そして、共通項を見つけます。
すると、ダービーで1着・2着に来る馬たちの資質が浮かび上がり、すなわちダービーというレースが求める馬の像が明らかになるのです。

競馬の祭典・ダービーは初の東京競馬場(左回り)芝2400mで牡馬57kg (牝馬2kg減)で行われます。平地レースで世界一の売上を誇る年末の有馬記念は中山競馬場(右回り)芝2500m で牡馬57kg (3歳馬と牝馬2 kg減)で行われます。2レースと も新垣結衣が優勝することは滅多にありません。やはりどちらかで本田翼が1位に輝いたりします。わずかな舞台の違いが別の馬を勝たせるわけです。

J RAの重賞で同じ舞台はふたつとしてありません。すべての重賞で違う馬が1着・2着に来るようにひねって設定されています。

1つのレースに1つの専用武器

では、そんなJRA全重賞が求める“資質一覧表”があれば最 高じゃないですか？
それが本書です。
【爆勝的中シート】の具体的な活用方法を紹介しましょう。
【爆勝的中シート】は【1番人気的中シート】と【1着穴馬的中シート】【2着穴馬的中シート】の3種類あります。【1番人気的中シート】は、今回のレースの1番人気が「勝つか、負けるか」を判定する際に使います。僕は当該レース過去20年のレース結果を分析し、1着になった1番人気が満たしていた前提条件=「大前提」と、クリアしていた「ハードル」の 抽出に成功しました。つまり勝つ馬たちの共通項を知っているのです。従って、その「大前提」と「ハードル」に照らし合わせれば、今回の1番人気がどういう結果になるか、答えがおのずと出てきます。そして、今回は「1番人気が勝つ」とわかれば、その1番人気の単勝にドンと賭けて儲けます。2倍の配当 (オッズ2.0倍)でも、当て続ければ、賭け金と同じ利益が得られます。年間100万円賭けて200万円のリターンで純利益100万円。週末に競馬を楽しんでお金持ちになれるなんて、そんな 夢のような話があるわけないのに、ココにあるのです。 

逆に、「1番人気が負ける」と判明した際は【1着穴馬的中シー卜】の出番です。このシートは、当該レースを2番人気以下で 勝った馬たちの共通項をもとに作成しています。1着に来る穴馬が浮かび上がるという、前代未聞のオリジナルシートです。もっとも、何頭もの穴馬が1着に来る可能性を示すレースが多 く、買い目は何点にもなります。けれども、2番人気以下の穴馬ですから、そのぶん配当は高く、５点買いしても儲かるケースがほとんどです。5点買ったところ配当が5倍(オッズ5.0 倍)未満で損をするケースを「トリガミ」と言いますが、ガミることがあっても落ち込む必要はありません。その一方で何十倍という高配当をキャッチすることがあるからです。 「単勝5点買いなんて、ステルスさんはそんな馬券の買い方する んですか(笑)」
よく驚かれるというか、あきれられるというか、半ばバカにされること度々です。
競馬の予想には本命、対抗、単穴、押さえという概念があり、基本的にそれぞれ◎ 〇 ▲ △という印で示します。これは何十年も続いている常識で、競馬新聞もスポーツ新聞も、あらゆる媒体がそうしています。
でも、それは「出馬表」「馬柱」「箱」と言われる予想紙面を作る際に最適な道具であって、馬券を買う際の武器としては取善ではないと思います。競馬ファンがマスコミと同じように「本命だ」「押さえだ」と、それが正しい方法であるかのように予想する姿に、ちょっと違うのではと思うわけです(馬券で儲けたい際は、という条件付き)。
競馬ファンは1頭の「本命」に賭け、多くの場合、心中します。 違うでしょ、と。毒されていますよ、マスコミにと。馬券を買う際は、1頭ではなく何頭もの馬と心中していいのです。日経225のなかの1社を選ぶのではなく、10社に分散投資するのと同じようにしたらいいと思います。
話は戻ります。
僕は、2番人気以下で2着に入った馬たちの共通項をもとに作成した【2着穴馬的中シート】という武器も得ました。1番人気が勝つとわかった際も、2番人気以下が勝つとわかった際も、馬単の2着候補を浮かび上がらせるときに活用するシートです。 とくに、人気薄が1着に来るレースにおいて高配当が期待でき る馬単を買う場合に威力絶大です。そんな魔法のシートの使い方を次に説明します。 

【爆勝的中シート】の使い方 

僕が開発した【爆勝的中シート】は、これから行われる重賞競 走の1着馬と2着馬が浮かび上がる優れモノです。 馬券予想の基本は、まず1番人気の取捨選択。これこそがプラス収支をもたらす最も重要な要素です。それを可能にするのが 【1番人気的中シート】です。基本的に当該レースの過去20年 のレース結果を分析し、「大前提」と「ハードル」という2種類 の基準を設定しています。皆さんは筆記用具を用いてその基準をクリアした馬に〇、クリアしていない馬にxをつけることにより、お金になる馬を浮かび上がらせることができます。
次に【1着穴馬的中シート】の使い方。
【1番人気的中シート】を活用して今年の1番人気が「1着には来ない。2着以下に負ける」とわかった場合は、2番人気以下から1着候補を見つけだすために【1着穴馬的中シート】を利用します。
こちらにも、僕が過去20年の当該重賞1着馬20頭をチェックしたうえで設定した「大前提」と「ハードル」があり、それを満たした馬がひと目でわかるようになっています。フルゲートの場合、だいたい穴馬候補は5頭になります。2番人気以下で勝つ候補馬5頭が浮かび上がったら、その全馬の単勝をドーンと買いましょう。20倍でも30倍でもひるまずに買ってください。
【2着穴馬的中シート】の使い方は、もうおわかりですね。1番人気が勝とうと、2番人気以下が勝とうと、美味しい馬単を的中させるためには2着馬を絞り込まなければなりません。その際に利用するシートです。そしてまた、3連単の3着候補に応用することも可です。 

馬券は単勝が基本 

JRAの競馬で1番人気が勝つ確率は3レースに1回、約33.3%と言われています。どの期間でデータを採取するか、どのくらいのレース数をサンプルにするかによって33.3%を上回ったり下回ったりしますが、説明しやすいので3回に1回勝つとします。
その1番人気が勝ったときの配当は、平均230円とされます(これも同様です)。
つまり、1番人気に3回続けて賭けると、そのうち1回は馬券が的中して2.3倍の配当がもらえます。

賭け金を100円と仮定しましょう。3レース続けて1番人気に 100円すつ300円賭けると、1回は当たって230円が戻ってくるという机上の計算です。70円の赤字ですね。
では、1番人気が勝つ確率は33.3%で不変ですから、黒字にするにはどういう賭け方をすればよいでしょう。
ここで視点を変えます。
1番人気は、3レースに2回は負けるのです。66.6% (66.7%) の確率で負けるのです。この負けるレースを1つでも見つければどうなりますか？       3レース中に1番人気が負けるレースを見極めて、そのレースには賭けない。すると、1番人気は2レー スに1回勝つことになるのです。すなわち、200円使うと、230 円戻ってきます。賭け金の15%の利益です。
競馬ファンは、1番人気が勝つ3回に1回のレースを見極めんとします。違うのです。それよりも簡単なのは、1番人気が負ける3回に2回のレースを見つけることです。
僕の開発した【1番人気的中シート】を使えば、そういうレースがひと目でわかるのです。

 黒字収支を続けるには 

JRAの重賞は、ハンデ戦を除き、1年間に100レースほどあります。どのレースも長い歴史があり、データも豊富ですから、 今年は1番人気が勝つか負けるか、比較的把握しやすくなっています。本書もそういうレースを題材にしています。
99レースのうち、33レースで1番人気が勝ちます。 あとの66レースでは2番人気以下の穴馬が勝ちます。 この66レースで絶対に1番人気に賭けないこと。その一方で、 33レースで絶対に1番人気に賭けること。これが究極の目標です。
でも、33レースすべてを見極め、全レースを的中させることは不可能でしょう。でも、その半分の17レースだったら当てられそうな気がしませんか。
17レースを的中させて230円の配当が得られれば、
17レースx 230円=3910円。使うお金は33レースx100円= 3300円。610円の儲けです。18.5%の利回り。
1レース100万円賭ければ、年間3300万円を使って3910万円 のリターン。610万円の黒字です(年収に匹敵？)。
これを目指すのが本書の目的です。

99レースのうち66レースでは2番人気以下の穴馬が勝つと言いました。
2番人気や7番人気や11番人気が勝つのが「荒れるレース」です。その単勝配当は、3.5倍、18倍、43倍といった数字になり ます。
【1番人気的中シート】を活用して、そのレースで1番人気が負 けると判明したら、次は【1着穴馬的中シート】の出番です。 このシートを使うと、勝つ可能性のある穴馬が5頭ほど浮かび 上がってきます。
浮かび上がっては来ますが、やはり、66レースのうち半分の33 レースを的中させるのが現実的な性能です。
また、1番人気1頭に賭けるときと違い、少なくとも穴馬5頭 の単勝を買う必要があります。当たったときの配当は大きいのですが、外れたときのダメージは5倍です。
それを避けるために、2番人気以下の1着候補5頭には20%ずつ賭けます。これで1番人気が勝つとわかったレースで1頭に100%賭けるのと同じ賭け金になります。ということは、1番人気の配当が230円でしたから、その5倍=1150円の配当が平均して得られれば、前述の18.5%の利回りが得られるのです。もし3.5倍、18倍、43倍といったふうに当たれば、その平均配当 は2150円です。
　＊＊＊＊＊つづく

メモするだけで単勝・馬単・3連単が浮かび上がる！
爆勝的中シート
Contents

序章
本書内の語句・決まり事

GⅡステイヤーズS　12月5日(土)
GⅢチャレンジC　12月5日(土)
GⅠチャンピオンズC　12月6日(日)
GⅠ阪神J F　12月13日(日)
GⅢカペラS　12月13日(日)
GⅠ朝日杯FS　12月20日(日)
GⅡ阪神C　12月26日(土)
GⅠホープフルS　12月26日(土)
GⅠ有馬記念　12月27日(日)
GⅢシンザン記念　1月10日(日)
GⅢフェアリー S　1月11日祝日(月)
GⅢ京成杯　1月17日(日)
GⅡ東海S　1月24日(日)
GⅡアメリカJCC　1月24日(日)
GⅢ根岸S　1月31日(日)
GⅢきさらぎ賞　2月7日(日)
GⅢ東京新聞杯　2月7日(日)
GⅢクイーンC　2月13日(土)
GⅡ京都記念　2月14日(日)
GⅢ共同通信杯　2月14日(日)
GⅢ京都牝馬S　2月20日(土)
GⅠフェブラリーS　2月21日(日)
GⅢ阪急杯　2月28日(日)
GⅡ中山記念　2月28日(日)
GⅡチューリップ賞　3月6日(土)
GⅢオーシャンS　3月6日(土)
GⅡ弥生賞　3月7日(日)
GⅡフィリ—ズレビュー　3月14日(日)
GⅡ金鱗賞　3月14日(日)
GⅢフラワーC　3月20日(土)
GⅢファルコンS　3月20日(土)
GⅡ阪神大賞典　3月21日(日)
GⅡスプリングS　3月21日(日)
GⅢ毎日杯　3月27日(土)
GⅡ日経賞　3月27日(土)
GⅠ高松宮記念　3月28日(日)