正誤表『大学受験 日本史 形式別演習ドリル』 - 2024.04.03
うつのこころ抜け出すヒント 生きづらさを抱えたカウンセラ-の克服体験
自身のうつと共に生きた過程を書き綴り公表することは周りからどのように思われるのだろうと、怖さもある。
しかし、私のうつ克服体験を私だけのものにするのではなく、同じようにうつで苦しむ人たちにとって生きるヒントや支え、希望になってほしい。
その願いをこめて、私がうつと共に生きてきた半生をまとめていきたい。
(はじめに/より)
著者略歴
米桝 宏(こめます・ひろし)
1983年新潟県上越市生まれ。
東京学芸大学教育学部人間福祉課程N類カウンセリング専攻卒。
看護師・産業カウンセラー・認定心理士。
15歳多感な時に最愛の父親をがんで亡くす。家族を支えねばと幼心ながら頑張りすぎ25歳でうつ病に。 内服治療だけでは思うように改善せず、うつと向き合い人生の立て直しを図る。うつ克服経験を生かし、東京にて医療機関併設のリワークデイケアの立ち上げに携わり、多くの復職・社会復帰を支援。現在はUtsuReCo(うつりこ)を設立、うつになっても生きやすい社会をめざして個別相談や講演活動を行つている。
序 章 退職勧告
第1章 少年時代
何不自由ない子ども時代
父の死
家族のために生きなければ
凍りついた悲しみ
◆抜け出すヒント① 悲しみを受け入れる
第2章 自己否定の中で生きる
根無し草の夢
劣等感
存在の否定
もう頑張れない 死への憧れ
◆抜け出すヒント② 未完了の感情や出来事にピリオドを打つ
第3章 うつ発症
アイデンティティの崩壊
休職と復職失敗
底つき
第4章 愛情のかたち
満たされない愛情と異性関係
◆抜け出すヒント③ 自傷行為に気づき自分を愛する
祖母の愛
◆抜け出すヒント④ 祖母の愛情と希望
第5章 うつと向き合う
精神科デイケア
◆抜け出すヒント⑤ 睡眠と覚醒リズムの改善
◆抜け出すヒント⑥ 食事と運動の見直し
◆抜け出すヒント⑦ 嗜好品に頼らず、あるがままの自分を取り戻す
自信回復
◆抜け出すヒント⑧ 試行錯誤と成功体験を積み重ねる
第6章 未来へ
自立
◆抜け出すヒント⑨ 自分の責任は自分でもつ
自分の人生を生きる
◆抜け出すヒント⑩ 白分にOKを出して自分を大切にする
〇コラム① 適切なうつからの社会復帰のプロセスを踏むこと
〇コラム② うつが私に教えてくれたこと
おわりに うつになっても生きやすい社会へ