あなたに贈る21の言葉

　いつだってこの人生ドラマの主人公は自分です。
だったら面白くなりそうな道を選んでみましょう。
失敗してもいいから。


はじめに

この本は、前向きに生きているあなたのために書きました。
明日の自分の可能性を信じて、
「次のステージに向かって挑戦していこう」というメッセージです。

人間には、ほかの動物にはない「想像する」という、たぐいまれな才能があります。
それなのに未来に対して「不安になる」r心配する」という、
マイナスな気持ちに想像力を発揮するのはもったいないです。
「想像する」という脳の機能は、
「なりたい自分」「目指す自分」といった、
理想のために発揮するのが本来の使い方です。
「自分はできる」と思い込むのは自分の勝手です。
理想を思い描いて、そこに向かっていくのも自分の勝手です。
たった一度しかない自分の人生なのに、
誰かに遠慮して自分の持っている可能性に蓋をしていませんか？
自分の命に代えてでも、あなたを愛してくれた人、
たとえば親のことを思うなら、100%自分の天性を発揮し、
運命に体当たりしていくべきです。
いや、愛情のかけらもない環境、たとえば虐待とか、
そんな中で育った人だって、そういう中でも生きてきた自分をもっと愛おしく思い、
その運命を抱き締め、100%自分を大好きになってもいいじゃないですか。

鏡を覗くと、いつだってあなたが見えます。
そう、あなたはこれからもその鏡の中の「自分」という人間と
一緒に生きていかなければならないのです。

たとえば、旅行に行く時、「好きな人と一緒に行く」、
「あまり好きじやない人と一緒に行く」、
「嫌いな人と一緒に行く」、
さて、どういう人と一緒に行くと楽しい旅行になるでしょうか。
答えは言わずもがなです。
だったら、人生という旅をお供してくれる「自分」を
もっともっと好きになって楽しい旅にしましよう。

理想を生きるということは、自分を好きになり、自分のために生きることです。
それはすなわち、誰かを幸せにし、
誰かの人生を応援することとイコールであることを、
私は50歳を過ぎたあたりから気が付きました。
だから、自分の人生が変わるような素敵な話を聴いて、
感動したり、感涙したりしたことは、独り占めせず誰かに伝えてきました。

この本は私が出会い、私の心を揺さぶった人や書籍や映画について、
私のフィルターを通して書き綴ったものです。
この本を読んで面白かったら、
大切な人にプレゼントしてほしいのです。

この本はとても素晴らしい本です。
それはこの本の素材、
すなわちネタ元の「人」「書籍」「映画」が素晴らしいからです。

　　　　　　　　　　　水谷もりひと

著者略歴

水谷もりひと(水谷謹人)

日本講演新聞編集長
昭和34年宮崎県生まれ。学生時代に東京都内の大学生と『国際文化新聞』を創刊し、初代編集長となる。平成元年に宮崎市にUターン。宮崎中央新聞社に入社し、平成4年に経営者から譲り受け、編集長となる。30年以上社説を書き続け、現在も魂の編集長として、心を揺さぶる社説を発信中。令和2年より新聞名を「みやざき中央新聞」から現在の「日本講演新聞」に改名。
著書に、『心揺るがす社説』『心揺るがす講演を読む1・2』『日本一心を揺るがす新聞の社説1〜4』『日本一心を揺るがす新聞の社説ベストセレクション(講演DVD付)』『この本読んで元気にならん人はおらんやろ』『仕事に“磨き”をかける教科書』(以上ごま書房新社)など多数。

『いま伝えたい！子どもの心を揺るがす“すごい”人たち』をきっかけに、社説は中学3年生の道徳の教科書(東京書籍)や大学入試(小論文)にも採用され、学校現場では数多くの先生方の学級通信に活用されるなど幅広く使われている。

はじめに

序章　この本を読むとなぜ人生が変わるのか？

第一章 がんばっているあなたへ

01. 自分らしさと死に物狂いの努力
02. 命ある限り、この人生を輝かせよう
03. 赤紙を受け取った乙女たちがいた
04. 眠っている遺伝子をオンにしてみよう
05. 苦しみや悩みにこそ意味がある
06. 人生はこういうふうになっている
07. クレージ—な夢を叶えることの意味

第二章 ワクワクしているあなたへ

08. 「今」を励ます過去の自分、未来の自分
09. 世の中は愛に満ち溢れている
10. あんまり「くりまらない」でいこu
11. 大丈夫、トンネルの先には光がある
12. いい人生の指標、菩薩のように
13. みんな悩んで大きくなった
14. 「もし」が全部起きて繋がって今ここに

第三章 輝いているあなたへ

15. 「ダメでいいじやないか」と言える大人に
16. 素敵な思い込みを上書き保存する
17. 平和とは肯定し承認すること
18. そうなりたかったらそう演じればいい
19. 出会ったことのない自分と出会う
20. アルバムの写真が語り掛けてくる
21. 花鳥風月を感じる時間ありますか

最終章 人生を面白がっているあなたへ