正誤表『大学受験 日本史 形式別演習ドリル』 - 2024.04.03
「自分のやりたいことがわからない人」のための本
あなたを止めている「心のブレ-キ」を外すための、6つの逆転の発想
自分の人生、自分が主役!専業主婦が40歳直前で企業研修講師に・・・そんな著者が「あなたの人生まだまだこれから」と背中を押す。
著者 | 大多喜 ぺこ 著 |
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ジャンル | ビジネス 実用・趣味 |
シリーズ | 自己啓発(ビジネス) |
出版年月日 | 2022/07/28 |
ISBN | 9784341088170 |
判型・ページ数 | 4-6・252ページ |
定価 | 本体1,300円+税 |
まえがき — 40代、自分らしく、輝いて生きる秘訣がある!
40歳というのは、人生を考える節目の頃です。
「このままでいいのか」
「この会社でいいのか」
「違うことをするのなら、今を逃したら手遅れかも」
私は、企業研修の講師として二十数年働いてきました。年間200本以上の登壇の機会をいただき、お目にかかったビジネスパースンは、延べにすると10万人にもおよびます。
キャリア研修では、40歳前後の参加者から、しばしばこうした悩みを伺いました。特に女性にとっては、結婚していてもしていなくても、子どもがいてもいなくても、自分の人生について少し客観的に見たくなる時期のようです。
私の研修でも、中堅の女性の悩みは尽きません。
「天塩にかけて育てた男性の後輩が、今では上司です」
「私がいないと、この職場は回らないと自負して頑張ってきましたが、この間、体調を崩して休んだら、ちゃんと回っているんですよね。職場での私の存在ってなんだったんだろうって、思っちゃいました」
「出産や子育てに費やした時間を後悔しているわけではないんです。でも、夫とくらべると、それがハンディになっているのは事実。私の人生、何を目的にしているのかわからなくなることがあります」
「気づいたら40歳。一人で生きていると、ときどき、いいようのない孤独を感じることがあるんですよね」
体力にも少し不安が出てくる時期でもあります。今までがむしゃらに目の前のことを頑張ってきたけど、残りの人生をどう生きていくか、振り返る余裕が出てくる時期でもあります。
そんな中、仕事やプライベートで、自分らしく、輝いて生きている女性たちにもたくさんお目にかかりました。自分で自分の人生をちゃんとドライブしているのです。
「その秘訣はなにかしら」と注意深く観察して、そして、仕事を通じて二十年以上かかって見えてきたものがあります。
それが、この6つの「考え方」です。
・自分の人生の「主役」を、人に渡さない
・「人脈」を無理やりつくろうとしない
・あれこれ「勉強」しすぎない
・できるかどうかではなく、「楽しいかどうか」で決める
・「準備万端」でなくても、まずは始める
・「才能」にこだわらない
長年の観察や自分の体験から得たものをまとめると、この6つに集約されました。
この後の本文で具体的にその背景を紹介していきます。よかったら、この考えを人生の中に取り入れてみてください。気づけば、あなたの「願うところ」に行っているはずです。そして、そのときには、さらにあなたのワクワクする「願うところ」が見えてくると信じています。
私は40歳目前で、専業主婦から、「このままでは、死ぬときに後悔する。私の人生、こんなもんじゃない!」と思って、一歩を踏み出しました。
年齢も状況も才能も経験もハンディだらけのスタ-卜です。そんな私でも、今は「いつ死んでも、私の人生幸せだった」と言える自信があります。
私の仕事を通じて見えてきたものも多いので、研修講師になるための秘訣のように見えるかもしれません。でも、それは「願うところ」が違うだけ。
あなたの「願うところ」をイメージしながら読んでください。「自分でかけている自分の心のブレ—キをはずしたい!」と考えるどんな人にもヒントになるはずです。
本書が、「私の人生、こんなものじゃない!」というあなたの情熱の扉を開けて、「自分の人生、自分が主役」と言える一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
2022年6月吉日
大多喜ぺこ
女性のやりがい支援コンサルタント/企業研修講師
大多喜 ぺこ(おおたき・ぺこ)
静岡県生まれ。公立中学校教師になるも、結婚を期に退職、専業主婦に。夫の赴任に伴い、スウェーデン、イギリスなど数年にわたり滞在。自分らしく生きる多くの海外の女性たちやダイバーシティな制度に刺激を受ける。
帰国後、息子の難病罹患をきっかけに、40歳目前で専業主婦から一転、仕事を始める決意をする。
送った履歴書の返事ももらえない就職活動を経て、派遣登録がきっかけで、研修講師を始める。その後約25年間、企業研修講師として活動。所属する研修会社での登壇数は、長年2位を大きく離してダントツの1位。さらに、満足度・リピート率ともに95%を超えるという評価を得る。
その中で、多くの女性が、「このままではいや」「もっと自分らしい人生を送りたい」と感じていることを知る。
研修時に自分の体験などを話すことで「やる気が出た」「もう一度、頑張ろうと思った」「社内では見つからなかったロールモデルに出会えた」など、受講者の共感を得ている。
のべ4000社以上の企業・自治体で、キャリア研修、メンタルヘルス研修、ダイバーシティ研修、コミュニケーション研修、ハラスメント対策研修、管理職研修などを担当している。
ブログ https://note.com/peco_sweden
プロローグ —死ぬときに後悔しない人生を送りたい!
第1章 自分の人生の「主役」を、人に渡さない
〜自分の「ウリ」をしっかり見つける!
「長いもの」に卷かれることで手に入るものがある
相手のアドバィスを、まずは「期間限定」でやってみる
あなたの人生の「主役」は、あなた!
あなたが「実現したい夢」を明確にする
あなたを「評価する人」を恐れすぎない
失敗から学べることはたくさんある!
「あなただから頼みたい」と思われる「ウリ」をつくる
「仕事を断らない」という「ウリ」
「ウリ」は、ステージによって変わっていけばいい
間違ったことのほうが印象に残る
「価値」を提供するときに重要な3つのポィント
アドバイスの8割以上は「どっちでもいい」
「私はどうしたいの?」をちゃんと自分に聞く
第2章 「人脈」を無理やりつくろうとしない
〜「つながった人」が、必然・必要・最高な人!
必要な人が、必要なタイミングで現れる!
「助ける人のほうが、助けられる人より偉い」という思い込み
「したいこと、助けてほしいこと」は、言葉にしてみる
プロの助けは「タダ」ではない!
セミナーで見かける「人脈狩猟家」にならない
ご縁を人脈にしていくためにすること
「テンプレートの挨拶状」は出さない
居心地の良さを大事にする
居心地のいい関係をつくれる人とだけつきあう
「評価」は敵をつくるが、「感謝」は仲間をつくる
自慢するより「弱音」を吐く
「つながった人」が、今の私に必然で必要で最高な人
第3章 あれこれ「勉強」しすぎない
〜必要な学びは、向こぅから追いかけてくる!
勉強は、必要になってからすればいい
失敗も引き受けるのが信頼
10勉強しても、出すのは1と心得る
セミナーで見かける「知識狩猟家」にならない
学んだことを仕事にする前に必要なこと
最短最速の勉強法は、「人に教えること」
「説得力」は、伝えたい思いから生まれる
「学びの予算」を決めておく
勉強は「広げる時期」と「極める時期」がある
「目の前に来た学び」から目をそらさない!
第4章 「できるかどうか」ではなく、「楽しいかどうか」で決める
〜40歳すぎたら、つまらないことをやっている時間はない!
「知好楽」が、成長の秘訣と心得る
「仕事は辛いからお金がもらえる」という呪縛を解こう
「仕事を楽しむ」というマインドセットをしてみよう
日常使う「言葉の癖」に気づいて変えてみる
うまくいかないときには、「自分のできること」に集中する
落ち込んだときは、自分の「感情と価値観」にちゃんと向き合う
「それって、失敗したとしても楽しい?」と自分に聞いてみる
「やらなければいけないこと」を「楽しいこと」に変える
あなたの「本気の思い」が、人を動かす!
ベテランにはベテランの本気がある!
「こうできたらいいな」というイメージを持つことが願望実現の第一歩
第5章 「準備万端」でなくても、まずは始める
〜低いハードルなら、今すぐ飛べる!
思い立ったが吉日!
そのタイミングでなければ得られない経験がある
「〇〇したいのだけど……」という言葉に、自分の本音がかくれている!
「できない理由」より「できる方法」を探そう
いくら頑張っても100%自信が持てる日なんて来ない
できる範囲で、できるところからやる
自分が自分を信じられなくて、誰があなたを信じてくれますか!?
「欠点のある商品」も売れるコツがある!
「資金」なんていらない!
完璧を目指さない!ライバルは「昨日の自分」
第6章 「才能」にこだわらない
〜世界一デキる人になるのではなく、「幸せな人」になる!
「幸せな人」になるのに特別な才能なんかいらない!
「何の才能もないから」と言うのは、単なる言い訳
「才能」なんて、動き始めて後からわかるもの
「天職」は、努力のたまもの
「あきらめない」という才能、「あきらめる」という才能
「才能がない」と思っていることほど、人は努力する
自分の才能を自覚するからこそ、人の才能に感謝できる
成功したから幸せになるのではない。幸せになるから成功する!
♦エピローグ ―「脳」は、未来を知っている!
「迷ったら未来の本屋に行け。そこにお前の本が並んでいる!」
「思いどおり」のことが起こるのは当たり前
起こったことが最高のこと
あとがき