新刊

日本一心を揺るがす“社説”

あなたに感動を、勇気を、そして、希望をお届けします

10万人の読者の心をつかんだ珠玉のエッセイ!-1600字に綴られた物語-84編・復刊!

著者 水谷 もりひと
ジャンル 教養
シリーズ エッセイ・ライトエッセイ
出版年月日 2024/02/29
ISBN 9784341088576
判型・ページ数 B6変・280ページ
定価 本体1,364円+税

 弊社は、ほとんど同業者がいないであろうと思われる「日本講演新聞」という新聞を発行しています。どんな新聞なのかというと、読んで字のごとく、取材対象が「講演会」だけという新聞です。
 この新聞の前身である「宮崎中央新聞」と出会ったのは32歳のとき、今からおよそ 30年前のことでした。地元宮崎市のハローワークで見つけた「記者募集」という求人票に目が留まったのです。というのは、学生時代、フリーペーパーの記者、および編集をしていたからです。
 そして宮崎中央新聞に入社してからは、昔取った杵柄で一生懸命、仕事をしました。そしたら、 1年後、社長から事業承継の話をいただいたのです。後継者がいなかったのです。私は何の躊躇もなく、不安もなく、引き受けました。
 こうして私はどこに向かっているのかも分からない小さな船の船長になったのです。
 昨今、情報過多のご時世です。ミニコミ紙が生き残っていくのは容易ではありません。何とか「読んで面白い」と思ってもらえる紙面づくりに方針を切り替え再スタートさせました。しかし、どんないい商品でも世の中にそれを広げてくれる人がいなければ、その存在は無きに等しいと言われています。
 そんな中、私には頼りになる伴侶がいました。彼女が得意とするのは「営業」でした。独身の頃、明るい笑顔とそこそこの美貌を武器に営業畑でそれなりの実績を出していた人でした。
 そういうわけで、棚から牡丹餅の宮崎中央新聞に、私と彼女は人生の第二ステージを託すことになったのです。

 もし私が学生時代にフリーペーパーと出会っていなかったら……。
 もし結婚した伴侶が営業が得意ではなかったら……。
 もしハローワークで「宮崎中央新聞」と出会っていなかったら……。
 もし事業承継という話が振ってこなかったら……。
 いくつかの「もし」は本当に目の前で現実のものとなって、「今」があるのです。

 それから随分と月日が流れました。事件・事故といった記事を捨て、人生が前向きになる講演記事だけを載せていた「宮崎中央新聞」は、じわじわと県外に広がり、やがて 47都道府県すべてに読者を有する全国紙になりました。
 そして令和 2年、新聞の名前を「日本講演新聞」に改名しました。
 この新聞には講演記事ともう一つ、他のメディアにはない魅力があります。それが手前味噌で恐縮ですが、社説らしくない「社説」です。毎週、前向きで、心温まるメディアとしての主張を独特な視点で展開しています。
 長年書き続けてきた社説から 40編ほどを選んで、ごま書房新社から『日本一心を揺るがす新聞の社説』というタイトルで書籍化したのは2010年のことでした。その本がテレビのお昼の番組で紹介されたことがあります。
 その翌年には『社説 2』が出版されました。その中の「社会からの無言の賞賛を感じる感性」という社説が、教科書を発行する東京書籍の目に留まり、中学校3年生の道徳の教科書に採用されました。
 この度、この 2冊の社説本を復刊したいとのごま書房新社からの要望で「新装版」として刊行することとなりました。
 この本を読み終えたあなたの心が、読む前よりほんの少し明るくなっていることを祈ります。

令和 6年吉日
水谷もりひと


水谷 もりひと(水谷 謹人)日本講演新聞編集長

昭和34年宮崎県生まれ。学生時代に東京都内の大学生と『国際文化新聞』を創刊し、初代編集長となる。平成元年に宮崎市にUターン。宮崎中央新聞社に入社し、平成4年に経営者から譲り受け、編集長となる。30年以上社説を書き続け、現在も魂の編集長として、心を揺さぶる社説を発信中。令和2年より新聞名を「みやざき中央新聞」 から現在の「日本講演新聞」に改名。著書に、『心揺るがす社説』『心揺るがす講演を読む1・2』『日本一心を揺るがす新聞の社説1~4』『日本一心を揺るがす新聞の社説ベストセレクション(講演DVD付)』『この本読んで元気にならん人はおらんやろ』『仕事に“磨き”をかける教科書』『あなたに贈る21の言葉』(以上ごま書房新社)など多数。『いま伝えたい! 子どもの心を揺るがす“すごい”人たち』をきっかけに、社説は中学3年生の道徳の教科書(東京書籍)や大学入試(小論文)にも採用され、学校現場では数多くの先生方の学級通信に活用されるなど幅広く使われている。

第Ⅰ部
はじめに

1の章 感謝 勇気 感動

心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」を
なるほどぉ〜と唸った話
生まれ変わって「今」がある
みんなで子どもを育てる喜びを
「パクる」の三段活用で進化する
説教は何の意味もないのです
どうしたら笑ってくれるか考える
みんなここにしか咲かない
しなやかなしぶとさで生きる
ひとさし指が見つけたもの
感動は何年経っても色あせない
どんな仕事も奥が深いんだなぁ
感動って双方向なんですね

2の章 優しさ 愛 心根

名前で呼び合う幸せと責任感
ここにしか咲かない花は「私」
背筋を伸ばそう! ビシッといこう!
みんなで「日本の宝」を育てよう
過去を意味あるものにするために
拝啓、あなたの愛は元気ですか?
生きること、愛すること
「抱っこの宿題」、忘れんでね!
愛される為に生まれてきた
映画『山の郵便配達」に観た父子の絆
「プロジェクトX」風 クマを守れ! 森を守れ!
年老いても愛を語りましょう
政治ではできない子育て支援

3の章 志 生き方

殺さなければならなかった理由
物理的な時間を情緒的な時間に
どんな仕事も原点は「心を込めて」
こんな素晴らしいアホがいた
2割の善玉菌で居続ける決意
あなたのいのちは誰のもの?
いいことを「普通のこと」にする
大きな夢のひとかけらを大切に
「本物」に触れ「気」をもらおう
経営の原点は“飛び込み”だった
屈辱感は自分を強くするツボ
誇り(プライド)は自分で自分に与えればいい
この思いを法務省に、国会に…
人生は演劇のカーテンコール
心残りはもうありませんか

第Ⅱ部
大丈夫! 未来はある!  我々は大災害を超えていける

4の章 希望 生き方 志

短期・中期・長期的にできること
そうじは「ただのそうじ」で終わらない
人はなぜ挫折を経験するのか
就活は友だちづくりと同じや
仕事着姿が一番かっこよかった
人や組織の賞味期限を延ばせ
その傷が素晴らしい人生になる
台詞が私たちに語り掛けてくる
ワクワクしながらツキと運を引き寄せよう
運命的な出会いと運命を変えた出会い
「死にたい」ではなく「死ぬほどつらい」
あなたの人生はあなたが主人公です
自分の死を考えるということ
夢のような未来にある苦悩

5の章 感動 感謝 勇気

受け止めないのはもったいない
感動的なサービス味わってますか
現代人は物語を求めている
プロデュースされる生き方
あの世に行く時にされる質問がある
とっておきの話を語ろう
後悔との出会いが飛躍のとき
勉強が楽しくなるような工夫を
大きなため息をついて明日の日本を語ろう
みんなドラマのように生きている
いい生活よりいい人生を
心で生きるということ
たまには社説で笑って下さい
人生のど真ん中に「ありがとう」を

6の章 思いやり 心づかい 愛

しゃべりまくって超えていく
若々しさは立派な社会貢献になる
勇気を出して「ありがとう」「ごめんね」
お墓の前で「いのちのまつり」
人は分かってくれる人を求めてる
奇跡のような出会いに感謝して
感情の運動不足に陥ってませんか
男の中で「少年」がうごめいている
夢を見させてあげられる人に
「守る」が好きだけでいいのか
本を読み解く力は心なり
「お前が娘でよかった」と言われたくて
どこの家よりもこの家に生まれてよかった
社会からの無言の賞賛を感じる感性

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