君が代と世界の国歌を歌うたった一人のワ-ルドツア-

国境を越え友情と感動の輪を世界に広げ続ける

国歌で心は一つになる。-絶体絶命になった時、背中の日の丸が私を助けてくれ、訪ねた国々の国歌が私を助けた。

著者 鶴澤 美枝子
ジャンル 教養
シリーズ エッセイ・ライトエッセイ
出版年月日 2019/05/21
ISBN 9784341087364
判型・ページ数 4-6・216ページ
定価 本体1,300円+税

はじめに

そりゃ-、流石の私も何故こんな事をしてんだろう? と時々思う事がある。
その私が持つているものは、日本人としての誇り・勇気・体力、それと志。
持っていないものは、恐怖心とお金。
簡単に言えば、「命知らずの歌バカ」なのだ。だから失うものは何もない。
しかも、私が歌うと世界中の人々が感動する、と単純に思い込んでいる。
だから、世界中どこにでも出かけて行く。
「え! いまお歳は?」は関係なし。
「行くのは今です!」

君が代を歌い、 2年と半年で日本国中を3周してしまった。
そして今度は「天の声」から、
日本を2周半した所で、「次は世界の国歌を歌い、世界を旅しなさい」
と言われ、私は「はい!」と返事してしまった。
現在、世界の国歌を歌い世界を旅する。飛んだ総距離数が23万8千キロ、地球を約6周になる。
訪れた国の数は31ヵ国。これを、わずが3年で歌い歩いた歌バカの一人旅。
まずは2015年、台湾、そしてインド、夕イ、ミャンマー、ブラジルに行く、もちろん一人。
歌う事以外には何も考えていなぃ。まるで、ちょっと東京に行くような感じ。
周りの人が「いい加減にしろ!」と言つても、「行ってみな分からんやろ?」こんな私を、人は「滅茶苦茶」と言うが何の問題もない。
「大丈夫」です。「だってお天道さんと一緒だもん!」
旦那は呆れ果て「もう諦めた」、「この人につける薬はもうない!」と思わせてしまったようだ。

ところが現実には、いざ現地に飛んで行くと、食べ物に泣き、国々の悲惨な状況に泣き、ひどい下痢に泣き、高熱に泣いた。
そんな中で喜びと言えば、 私の歌を聴いて喜ぶ人々の顔。
私が日本人と分かれば両手を広げ抱きつく、 そしてきっとまた来てくださいねと言つてくれる。
この声が私の80パーセント以上の苦しみを忘れさせてくれ、 歌い続けなければぃけないと思わせてくれた。

こんなに辛かったのに、天は、 さらに世界ツアーをしなさいと言つた。
こんな私だが、さすがに唾を飲み込みゴックンしてから、
「はい!」と答えた。
これまでの旅でも、「天は飴と鞭」を上手に使い、素直に従う私に世界中を歩かせた。
でも私には、世界の各地に特別の知り合いがいる訳でもない。
そこで、知り合いを頼ったり、現地の日本人を探したりする。
それでも、訪れる国に、お世話してくれる人が誰もいない時でも私は飛び出す。そんな時は、ストーリートライブをして回ればいい。

〈中略〉

何故ここまでするか?と自問自答した時。
世界中の人々に伝えたい事がある。
「大きな夢を叶えようと、請めず努力し続けたら、どんなでっかい夢も叶えられるんだよ」
私の場合は、宇宙一になりたいから歌い続ける!
でっかい夢を見続けていたら幸せで楽しくて仕方ない。
若い世代には、こんな歌バカおばさんでも見て、
「歌っているだけで世界中を感動させてるなんて凄い! きっと自分にも出来るはずだ!!」
諦めなければ、あのおばさんのようになれると信じて欲しぃ。
信じる事によって、「夢は叶う」ことを私は知っている。
そして同世代の人たちには伝えたい、
「人生は60歳からがスタートですよ。足腰が痛いと言ってないで、犬の散歩ばかりしていないで、これまでの私たちの豊富な経験を若い世代に伝え、一緒に夢を語り生涯現役を貫こうよ!今こそ、今が夢を叶えるチャンスですよ!」

でっかい夢や希望を伝え続け、 世界中の人々が感動すれば、 世界は平和になるに決まっている。
私、鶴澤美枝子は語らせたら、ただの歌バカおばさん。
しかし歌わせれば本物になる。
「夢叶える旅は」とどまる事なく広がり続ける。このまま行くと地球を飛び出すぞ――
まだまだ歌バカおばさんは進化する。

世界中のみんなが待っいるから行かなければ!
そして私は今年2019年も旅に出る。約6万キロらしい。
いつもと変わらないのは、今年もお金はない。その上何やらとっても忙しいので、12カ国の国歌が覚えられていない。
それでも、6月中旬の出発を目指し、あとはチケットを購入するだけ。
それでまた夢は叶い、次の夢にチャレンジする。
実に楽しくて仕方ない。

2019年令和元年5月

鶴澤美枝子


<著者プロフィール>

 

鶴澤美枝子(つるさわみえこ)

 

15歳でマリアカラスさんの歌声を聴いてしまった。

その瞬間こんな声で私も歌えると思い込んだ。

あれから52年飽きもせず一人で猛烈に練習する。

カラスさんを追いかけ、追いかけ、気づいたら68歳。

届かないからまだ歌っている、 そして届くまで歌い続ける。

私には肩書など何もなぃ、肩書の代わりに夢がある。

歌以外は、 普通に結婚し子供も二人いる。

70歳を間近にしこの平凡な幸せこそが不屈の精神力に拍車をかけたと知る事が出来た。

だから歌う、 これから字宙を目指せる。

歌の旅はいつも一人。

私はただの歌バカ。

君が代と世界の国歌を歌うたった一人のワールドツアー●目次

第1章 ブラジルから始まった世界歌バ力の旅

何がなんでもブラジルへ
見ず知らずの人たちの歓迎に驚く
下痢との闘い。でも私は「歌いに来た!」
貴女は日本では難しい。大陸に渡れ!!
NYで実感! 日本人で良かった!
感動的な鈴木さんからの言葉

第2章 驚きと感動に充ち溢れた日本と世界の国歌による交流

貴女は何故へブライ語で歌えるのですか?
ぺルーの野口英世学校で歌う
ブータンで首相主催のコンサート

第3章 驚きと感動に充ち溢れた日本と世界の国歌による交流Ⅱ

豪州、二ユージーランド、そしてイースター島へ
ブラジルの世界遣産カテドラルで歌う
メキシコで慰霊祭100周年先祖の魂を歌う
デンマークでストリートライブ、老人ホームでも大反響
コンゴ出身のパードレとの出会い
何故危険な地まで行くの?
南アフリカで手を差し伸べてくれたN領事
まだまだ試練は続く
まだまだ続くバングラでの活動
ブラジルから始まりぺトナムへ

第4章 マリア力ラスの声と奇跡の出会い

マリア力ラスの声と奇跡の出会い

第5章 子供たちにオぺラの育成をはじめる

「オぺラバンビーノ」の成功と終焉
私の青春時代は?

第6章 「魂の叫び」三尺玉花火を上げる

魂の叫び! 三尺玉花火を打ち上げる
肝心の三尺玉を上げる許可が出ない
2011年3月11日、東日本大震災が発生

第7章 日本の元気と日本を知る旅

歌うのが好きそれだけです。心配無用、大丈夫
日本中の神社で国歌を歌いたい
金昆羅さんとお伊勢さんで国歌を歌う
知覧特攻平和会館での国歌斉唱を熱望
私は一匹オオカミです

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