新刊

50代からの「幸せ」設計図

人生後半スタートはこれから! 最髙の自分に仕上がるヒント満載 これが人生最後の 自己啓発書

著者 金川 顕教
ジャンル 実用・趣味
シリーズ エッセイ・ライトエッセイ
出版年月日 2023/10/30
ISBN 9784341088477
判型・ページ数 4-6・208ページ
定価 本体1,364円+税

はじめに

 人生100年時代といわれる今、50代といえば、ちょうど折り返し地点を過ぎたところです。
 よく、コップに半分残っている水を「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分もある」と思うかという心理テストがあります。
 これは、経営学者ドラッカーが説いた「コップの水理論」です。

 この本を手に取られている方は、50代前後の方が多いと思いますが、まさに、この「コップの水理論」が当てはまるのではないでしょうか。
 50代といえば、仕事もプライベートでも十分に楽しむことができ、「まだまだ若い」と思いながらも、老眼が進んだり、足腰の衰えを感じたり、血圧や血糖値が気になったりと、「もう若くはない」と感じるシーンも確実に増えてきます。
 これといって病気を抱えていなくても、日々疲れやすくなったり、翌日にも疲れが残ってスッキリしない日々が続いたりしている方も多いのではないでしょうか。
 転職にしろ、起業にしろ、恋愛にしろ、今よりもう少し若かったら、「まだ逆転のチャンスがある」「これからもう一花咲かせられるはず」と、自分に自信が持てていたのかもしれません。
 ところが50代を迎えるころには、「自分の人生、こんなものだろう」と、どこか諦めに似た境地に陥っている人も多いと思います。
 実際、50代となると、40代までとは違う多くの問題に直面することが増えてきます。自分たちの親も70代、80代となり、介護などで金銭的にも体力的にも時間的にも、かなり多くのリソースが費やされます。

 子どもがいる人は手がかからなくなる時期ですが、大学費用などの教育費が100万円単位でかかります。子どもを持つのが早かった人は、子どもの結婚資金を援助したり、初孫が生まれるなどして、場合によっては金銭的援助が必要になることもあるでしよう。
 かといって家のローンも残っていたり、いっぽうで老後の資金を用意しないといけないので、なかなか金銭的に厳しい生活かもしれません。

 10代、20代、30代、40代とガムシャラに突っ走ってきて、いったん立ち止まってみるのがこの50代ですが、心配事や悩みは山積み。「まだ50代」というより、「もう50代」と思ってしまいがちです。
 
 しかしドラッカーは、「もう〜ない」から「まだ〜ある」に思考が変わるときにイノベ-ションが生まれると説いています。
 みなさんの周りでも、同じ50代でも日々、幸せに過ごし、満ち足りた人生を送っている人はたくさんいます。
 その秘訣は、何でしようか?
 それは、「イヤなことをやめて、自分のやりたいことをやる」ことです。どんな人でも、自分自身の気持ちを大切にし、人生を楽しんで生きる権利があります。

 これまでの人生、親のため、会社のため、子どものため、〇〇のためと、さまざまなものに対して我慢をしてきた人は、そろそろ、それらの「〇〇のため」から解放される時期ではないでししょうか。
 イヤなことをやめて、わがままに生きる権利が50代にはあるのです!
 とはいえ、50代になれば、それなりの知性や教養、品格を兼ね備えていなければ、人に軽く扱われたり、ただの老害予備軍になってしまいます。
 価値ある50代、さらには、周囲の人が憧れるような50代を生きるにはどうしたらよいのでしょうか?

 現在、僕は動画チャンネル「YouTube図書館」を開設して毎月10本以上、年間100本以上、累計1916冊以上の書籍解説動画をアップしています。
 財テクから人生論まで、さまざまな書籍を読んでいますが、多くの成功者が語る中から、僕自身が「確かにそうだな」と学んだこと、実際に自分で実践して納得したこと、それらを僕なりに咀嚼して、「こういう50代を目指したい」と思う生き方、素敵な50代を生きるヒントを、この一冊 にまとめてみなさんに紹介することにしました。

 「人生が終わった」と思う50代ではなく、この本が「これから人生が始まる」と思える50代を過ごすため、その一歩を踏み出すキッヵケになれば幸いです。

      YouTube図書館運営 金川顕教

Profile

金川顕教(かながわあきのり)

「YouTube図書館」運営、公認会計士、税理士、作家。三重県生まれ、立命館大学卒業。
大学在学中に公認会計士試験に合格し、世界一の規模を誇る会計事務所デロイト・トウシュ・トーマッグループである有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。
トーマツでは、不動産、保険、自動車、農業、飲食、コンサルティング業など、さまざまな業種・業態の会計監査、内部統制監査を担当。
数多くの成功者から学んだ事実と経験を活かして経営コンサルタントとして独立し、不動産、保険代理店、出版社、広告代理店などさまざまなビジネスのプロデュ-スに携わり、300社を起業、300人の「稼ぐ経営者」を育て上げる。
現在、会社7社のオーナー業の傍ら、起業家育成プロデュース、出版プロデュース、 執筆活動を営み、「読書で解決しない悩みは一切ない」をミッションとして、一人でも多くの人に読書の大切さを伝えるために「YouTube図書館」の運営及び執筆活動 を開始。
YouTube図書館では、毎月10本以上、年間100本以上の書籍解説動画をアップし、これまで解説した書籍は1,916冊以上、チャンネル登録者は159,370人、動画再生回数は 3,794万回を突破(2023年9月時点)。
執筆活動では、ビジネス書、自己啓発書、小説など多岐にわたるジャンルでベスト セラーを連発し、累計部数55万部以上。執筆した本は、中国、韓国、台湾、タイ、ベト ナム等、世界中で翻訳出版されている。

第1章 メンタル編

人生をおもしろいものにするか、つまらないものにするかは自分次第
つらかったこと、できなかったことは、酒の肴ができたと思えばよい
50代は、ワクワクを追いかける最後のチャンスの10年
50歳からの成功に、学歴や社会的地位は関係ない
うまくいかないときは諦めるのではなく、別の方法を探してみる
今の自分に「マル」をあげれば、将来の不安をなくすことができる
ル—ティンワ—クの仕事だとしても、成長しているもの
今を幸せに生きれば、老いが怖くなくなる
どんな小さなことでも、楽しみを持っている人間は強い
クヨクヨしなくなる方法は、「諦める」こと
自分と異なるものを受け入れ、悠然と生きる
ストレスに強いのは、「いい加減になれる」人
人生がおもしろくないと思うのは、人と自分を比べているから
「まだまだ若い者には負けないぞ」は厳禁。若い人やライバルと張り合わない
人生のテ-マを持ち、さらに充実した年月を生きよう
年齢を言い訳にしない。人生、今が一番若いとき
「今から本気を出す」、目の前のことを一生懸命にやる
我慢を卒業して好きなことをしよう。ただし責任を持って
楽しい人生にするには、結果にこだわるよりも体験を増やすこと
新しい体験をしたいなら、若い世代に関心を持とう
楽しい人生に一番必要なのは、頭を若く保つこと
一人で楽しめることを増やし、「孤独時間」を充実させよう
50代からは「品格」がものを言う。相手のことを考えて発言する
自分の運命を受け入れた上で運命を変え、幸せを手に入れる
「器」は一つだけではない。どの「器」を大きくするか?
三つの魔法の言葉で、たいていの困難は乗り越えられる
残された時間は誰にも分からない。クヨクヨせずに、楽しく生きる
世の中に、自分が生きた証として何が残せるか考える

第2章 仕事編

仕事こそ自分がワクワクする最高の「遊び」である
「得ること」よりも、「与えること」を中心に考える
「やりたいこと」「得意なこと」「求められること」の三条件が重なる仕事を
ガムシャラに働くのではなく、仕事の勘所を抑えて定時に帰る
50代以降の仕事は「運ゲ—」、力を抜いて頑張らない働き方をする
自分の仕事を充実させるのは自分自身。どこでも「仕事を楽しむ境地」になる
自分が間違えることもあると自覚すれば、部下がよく働くようになる
数字に残るよりも記憶に残る仕事。感謝される仕事をしよう
引退の時期を考える。ただし引退はゴールではなくスタート
自分だけにできるスキルを構築し、仕事で求められる人になる
「会社人間」の終活、自分がやってきたことを形に残す
転職、起業で成功できる50代はごく一部だということを認識する
退職後、第二の人生の収入源が得られる仕事を考える
試練が訪れたら、自分自身に与えられたチャンスと受け止めよう

第3章 人間関係編

幸せを感じられる人には、周りから人が寄ってくる
よいところばかりを見せようとせず、自分の弱みをさらけ出す
新しいステ—ジの準備のための人脈は、会社にいるうちに深める
人生の質を高める50代、依存してくる人とは距離を取る
「〇〇してくれるのが当然」ではなく、感謝の気持ちを忘れずに
家事労働を経験し、家の中に自分の居場所を作る
50代からは、「仕事」よりも「家庭生活」を優先にシフトする
家族やパ—トナ—だけでなく、「心の家族」の存在も大切に
家族やパ-トナ—を「大切にすること」と「拘束すること」は違う
18歳を過ぎた子どもとは、一人前の大人として付き合うこと
大人の恋愛のあり方は、結婚という形に囚われない
友情は受け身で待つのではなく、自分からつなぐアクションをする
友人に嫌われることを恐れず、人生をワンステップ上げる
年下との人間関係を築き、年下から学ぶ柔軟な姿勢を持つ
自分より下の世代の人たちと、うまく付き合う五つのコツ
年下の人であっても、敬意を持って接する

第4章 余暇&健康編

プライベ—卜の時間は優先的にスケジュールの確保をする
スケジュ—ルをギュウギュウに詰めず、余裕を持たせる
人生における時間やライフイベントなどを完全にコントロ—ルしようと思わない
人生を楽しむために、仕事以外の趣味を持つ
50代からの趣味はアウトドア系趣味とインドア系趣味を両方持つ
趣味はその場だけではなく、深めて極めていく
世界中の人に発信することで、誰かを幸せにすることができる
いつもの場所から離れて、心をリフレッシュさせる
年に1回は長期休暇をとって、滞在型の旅をしよう
旅行をするときは、「行けるところ」より「行きたいところ」に行く
どうしても趣味ができない人は仕事を楽しみ、趣味にする
何はなくとも「健棄第一」、生きることの基本
健康のためには、無条件でお金を使う
病気になる前の予防が肝心。身体の不調を治す方法
朝、早く目覚めるようになったら、その時間を活用する
寝だめはしない。夜更かしをしても起きる時間は同じにする
「眠ろう」ではなく「起きよう」にシフトすることで不眠症を克服する

第5章 お金編

「老後資金2000万円問題」に惑わされず、個々の家計を考える
お金を残しすぎても墓場には持っていけない。お金を使う楽しさを覚える
残り50年の生活を考えるために、夫婦で家計のことを話し合おう
生活費、生命保険、自動車関連費。三つの支出の見直しをする
人生はゲ—ムだと思えば、節約をもっと楽しめる
暮らしをサイズダウンして、身の回りをコンパクトに
50歳から、実際の収入がどれぐらい変化するのか数字で確認をする
退職金をご褒美と思ってはいけない。ムダ遣いは厳禁
ネガティブ意見だけを聞かずに、年金制度を大切にする
銀行に預けていれば大丈夫?「預金は元本割れしない」を信じてはいけない
一つの銀行だけに集中せず、お金を分散させて預ける
専門家に丸投げするのではなく、自分でもきちんと知識を持つこと
ハイリターンの商品はハイリスク。うまい話に乗らない
投資は手堅い「投資信託」「つみたてNISA」「iDeCo」を利用する
生命保険で資産形成をしようとは思わないこと
節税やトラブル対応のために、税理士や弁護士との関係を作っておく
「今」 の生活を豊かににすることにお金を使おう

第6章 今後の人生編 

あえてアウェイの場所も。60歳までに自分の居場所を五つ持つ
簡単な体験より、難しい体験にチャレンジする
「第二の人生」は夫婦の会話からスタ—卜する
「目標」や「生きがい」を持ち、下の世代から魅力的に映る高齢者になる
50歳は人生のスタ—卜時。「人生の本番」は、70歳から始まる
人生で大切な心の若さを保つために、勉強する習慣をつける
教養がある人間とそうでない人間とでは、人生の質が大きく変わる
先生に学ぶときは「年齢」ではなく「キャリア」で尊敬する
「仕事にできたらいいな」と思っているだけでは、永遠にできない
「お金がない」「時間がない」のではなく「勇気がない」だけ

おわりに

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