「なんとなく気分がすぐれない」は、1分で治る!

原因のわからない無気力感、倦怠感は、「テレワ-ク症候群」かも!?

テレワ-ク、オンラインで、体の不調を訴える人急増!! 1分で簡単にできるセルフケアで、みるみる改善する!

著者 池田 由紀
ジャンル 実用・趣味
シリーズ 健康・美容
出版年月日 2021/11/19
ISBN 9784341088019
判型・ページ数 4-6・140ページ
定価 本体1,300円+税

まえがき—「なんとなく気分がすぐれない」は、テレワーク症候群です!

「テレワ—ク症候群」の原因と症状

 みなさんは、「テレワーク症候群」って、なんだかわかりますか?
 テレワ—クをするようになってから、「なんとなく気分がすぐれない」「体が重い」 「頭が痛い」「食欲がなくなった」「眠れない」などという不調を感じてはいませんか? じつは、そういった不調が、テレワークから起こる症状です!
 2020年から、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、全国で一気にテレワークという在宅勤務を中心とした新しい働き方を取り入れる企業が増えました。
 このような働き方の急激な変化は、日常生活にも大きな変化を余儀なくされ、さらに在宅勤務が長期化することで、これまでにないストレスを生み出しています。
 このテレワーク症候群には、様々なことが原因となります。

コロナの感染拡大などの情報過多
 現代の私たちの日常の生活において、新聞やテレビ、インターネット上で新型コロナウィルスの情報は、どこにいても途切れることなく流れています。
 このメディアからの新型コロナウィルスの情報過多は、目に見えないウイルスに対する恐怖を感じたり、知らないうちに感染者になっていないだろうか?といった不安感を増大し、ストレスの原因となります。

経済状況悪化による失職など生活基盤の喪失の恐れ
 企業の業績悪化に伴い、雇用不安が増大しています。
 完全失業者の増加、勤め先都合での離職の増加、パートや契約社員らの非正規雇用の減少などの日本経済の悪化の現状が報告されています。
 収入の減少や、いつ失職してもおかしくない状況で、生活基盤を喪失することの恐れもまたストレスの原因です。

自粛やテレワ—クによる運動量・活動量の減少
 自粛により在宅勤務になると、必然的にじっと座ってパソコンと向き合うといったことが多くなり、外に出ることもなく、限られた空間の移動のみとなり、運動量・活動量の減少が起こります。
 私たちにとって適度な運動は、ストレス発散となり、心身の健康維持に欠かせません。しかし、この運動量・活動童の減少はストレスの原因となります。

生活リズムの崩れ
 テレワークにより自宅での生活が長時間になったことで、通勤も必要なくなり、起床時間や就寝時間の制約がなくなりました。
 そうやって生活リズムが崩れると、不規則な生活習慣に陥りがちとなります。
 この生活リズムの崩れは、生体リズムによってコントロールされている睡眠や覚醒が乱され、睡眠不足になったり、夜間眠れず、昼間に眠気がきたりすることもストレスの原因となります。

一人暮らしのテレワ—クの孤独、家族と長時間一緒にいることの仕事の妨げ
 テレワークは、感染拡大を防ぐためのソーシャルディスタンスの目的でも推奨されています。
 オフィスにいれば、職場の上司や同僚との対面での会話や雑談が楽しめていたことが、テレワークでは容易にできなくなりました。
 一人暮らしの人の中には、孤独感を感じる人もいて、精神的ストレスとなっています。
 一方、家族がある人は、家族が側にいるためにテレワークがスム-ズにできなかったり、仕事と家事、子育ての負担がかかり、精神的にも身体的にもストレスとなります。
 
 テレワーク症候群の原因は、前述のようにさまざまで、その反応は「心の反応」「体の反応」として現れます。

心の反応
 不安・イライラ、気分の落ち込み、やる気の消失、無気力、何も楽しめない、学校や仕事に行きたくない、外に出たくない、集中力がない、などです。

体の反応
 体の節々の痛み、頭痛、肩こり、腰痛、腹痛、食欲低下、下痢、便秘、倦怠感、不眠、過眠、眼精疲労、視力の低下、耳鳴り、などです。

テレワ—ク症候群は、「1分間のセルフケア」で消えていく!

 テレワークをしている人が「なんとなく気分がすぐれない」と感じることは、テレ ワーク症候群の反応です。
 いままでお話ししてきた様々な症状を我慢して、そのまま放置するのではなく、本書でご紹介する 「1分でできる5つのセルフケア術」を身につけて、毎日、自分でストレスを解消していくことが、これからの未来に健康な状態で生きていくうえでとても重要です。
 1分でできる5つのセルフケア術は、「イメ—ジ呼吸法」「笑いの体操」「意識チェンジ法」「セルフケアタッチ入浴法」「思考解放術」です。
 これらの方法は、誰にでも簡単にできることなので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
 ウィズコロナ (with corona) からウィズリスク (with risk) の時代となり、テレワークは、これからもますます継続される可能性が高くなるでしょう。
 あなたが、テレワーク症候群と向き合い、適切にセルフケアをしていくことで、健康で新しい未来が創造できることを願っています。

2021年10月吉日

     池田由紀


♦著者略歴

池田由紀 (いけだゆき)

思考解放アドバイザー

三重県生まれ。大阪府立大学大学院看護学研究科博士課程修了。看護学博士。11年間看護師として延べ53,000人以上の患者と関わり、その後30年間看護教員として延べ 10,000人以上の看護学生を指導。現在も大学で教鞭をとる。

平成23年、日本看護科学学会学術論文優秀賞を受賞。「日本笑い学会」の理事も務める。「笑いと健康」をテーマに22年間探究し、心と体の両面へのアプローチ法を身につける。講師として50講座以上を担当し、幅広い世代に向けて講演活動を実施。

高齢化率50%の超高齢化過疎地域である奈良県吉野町にて、介護予防活動に「笑いケア体操」を組み入れた取り組みは、「毎日笑えるようになった」と大好評。高齢者が楽しく継続する笑いのプログラム作りには定評がある。また、自律神経や睡眠にも影響を与える「入浴法」についても造詣が深く、講演依頼も多数ある。

現在は、大学で教鞭をとる傍ら、笑いと健康を科学する株式会社代表取締役も務め、思考解放の講座を開催し、「思考に制限をかけるな!」という理念のもと、ストレスを抱えて生きづらくなっている人たちに、自分の本質で生きられるように力を注いでいる。

まえがき——「なんとなく気分がすぐれない」は、テレワ—ク症候群です!
「テレワ—ク症候群」の原因と症状
テレワ—ク症候群は、「1分間のセルフケア」で消えていく!

第1章 「テレワ—ク症候群」は、セルフケアでよくなる!
自律神経に対する5つのアプロ—チ

テクノ不安症として注目される「テレワ—ク症候群」
「テレワーク症候群」になりやすい人は、「不安脳」の違いだった!
「不安」は、自分の身を守るための重要な生理反応
症状を放置すると、日常生活や社会生活に大きな支障が出る
「正しい姿勢」が、テレワ—ク症候群を予防する
1分でできる「5つのセルフケア術」

第2章 1分でできる「イメージ呼吸法」
不安や息苦しさ、疲労感を解消する

不安で息苦しさを感じる人は、「イメージ呼吸法」が効果的!
自分でコントロ—ルできる呼吸だからこそ、意識しよう
呼吸に「イメージ」をつけると改善効果が倍増する
「1分間イメージ呼吸法」の方法
Column 
「イメ—ジ呼吸法」による様々な効果

第3章 1分でできる「笑いの体操」
朝の目覚めの悪さを解消する

毎朝1分「笑いの体操」で、1日が激変する!
笑いの体操は、「動作と笑いの呼吸」の組み合わせ
「作り笑顔」をすることで、やる気が出る!
「1分間笑いの体操」3つの方法
Column
「笑いヨガ」による様々な効果

第4章 1分でできる「意識チェンジ法」
神経回路を切り替えて、脳疲労を解消する

テレワークでは、勤務時間と私生活の区切りが難しい
意識チェンジ法は「自覚・イメージ・呼吸」が重要
意識チェンジ法は、脳疲労を解消する神経回路を切り替える
「1分間意識チェンジ法」の方法
Column
「意識チェンジ法」による様々な効果

第5章 1分でできる「セルフケアタッチ入浴法J
自律神経の調整ができ、体と心の緊張が取れ、脳の休息が取れる

体のメンテナンスを後回しにしていないか
「湯船につかる入浴」が、心と体の健康を増進する
入浴でのセロトニン分泌で、精神が安定し安心感がもたらされる
「1分間セルフケアタッチ入浴法」の方法
Column
「セルフケアタッチ入浴法」の様々な効果

第6章 1分でできる「思考解放術」
長年苦しめてきた「思考の癖」を変換する

長年の「思考の癖」が、あなたを苦しめている!
心が休まらない「ネガティブループ」を断ち切る
マイナス記憶をプラスに上書きすれば、前向き思考に変わる
「1分間思考解放術」の方法
Column
「思考解放術」の様々な効果

第7章 ウイズコロナ時代に、前向きに生きるための生活の知恵
まずは、「生活リズム」を整えることが大事

「情報」に振り回されないための3つの工夫
「孤独」に陥らない人間関係を構築する
每日の「生活リズム」を整えることから始めよう
不安気分からの脱出は、「楽しいことを計画する」こと
家族や友人が「テレワーク症候群かも?」と思ったら
定期的な「健康診断」を欠かさない

あとがき

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